湯灌について

湯灌（ゆかん）とは、葬儀・通夜の前に故人様に入浴していただき、お身体を綺麗にすることです。
ご遺族の方につきましても、故人様の入浴に立ち会うことで、ともに過ごした時間や思い出を偲び、思いを伝える大切な時間として捉えられております。

大切な方を失ったご遺族・ご親戚が集い、安らかな旅立ちの前に、真心をこめて故人様を洗い清める儀式です。
だからこそ、ほんの短い間ですが、「ご遺族・故人様のお手伝いを精一杯させていただきたい」という想いを胸に、スタッフ一同、気持ちをこめた湯灌の儀式を執り行わせていただいております。

湯灌の儀

人は産湯に浸かりこの世に生まれてきます。
そして人生を終えたときには、湯灌を通して安らかな旅立ちに向かわれます。
「新たな旅立ちの身支度」として行われるのが『湯灌の儀』です。

『湯灌の儀』は現世の苦しみや煩悩を洗い流し、汚れを清める意味を持っております。
生を終える、という仕事を終えた故人様の旅立ちの準備を整え、新しい気持ちで心残りなく故人様を送り出すための大切な儀式です。
詳細は、下記リンク先を参考にしていただければと思います。

湯灌は、ご遺体の衛生保護の観点でも重要となります。
ご遺体は亡くなられた直後から死後硬直・腐敗が始まり、肌の変色や、場合によっては体液や血液の漏れなどが生じます。

湯灌を行うことは、適切な処置により進行を食い止め、故人様の生前に近い外観を保持して故人の尊厳を守ることにもつながります。
心置きなくご遺族との最後の別れを行うためにも、湯灌は重要な役割を持っております。